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2025.08.19 Tuesday

ブログ

2025-08-12 15:23:00

イエス 始まりの言葉 続

 

 

 知識と知覚の各々から、あらゆる点で正反対の二つの思

考体系が生じる。知識の領域では、から離れて存在する

想念はない。とその被造物は一なる意志を共有している

からである。しかし知覚の世界は、相対立するものごとや

複数に分離した意志を信じる信念によって作られており、

そうした意思はお互いの間およびとの間で絶え間なく葛

藤している。知覚が見聞きするものはあたかも実在するか

に見えるが、その理由は、知覚する主体である本人の願望

に一致するもののみが自覚されるからである。これが、幻

想の世界を作り上げる。その世界は、それが実在しないと

いうまさにその理由ゆえに、絶え間ない防衛を必要として

いる。

 知覚の世界に捕らえられているとき、あなたは夢の中に

閉じ込められている。助けがなければ、あなたがそこから

逃れることはできない。なぜなら、五感があなたに見せる

ものはすべて、その夢の実在性を証言するだけだからであ

る。は、そこから抜け出す唯一のにして真の助力者

ある答えを与えた。二つの世界を媒介することが、の声

すなわち聖なる霊のはたらきである。聖霊にこれがで

きる理由は、聖霊が一方では真理を知っており、他方では、

私たちの幻想を信じ込むことなくそれを幻想と認識するか

らである。聖霊の目的は、私たちの思考を逆転させ、私た

ちが学んでしまった間違いを白紙に戻す方法を教えること

によって、私たちが夢の世界から脱け出すのを助けること

である。この思考の逆転をもたらすために聖霊が用いる大

いなる学びの補助手段が、赦しである。ただし、『奇跡講座』

はこの世界について独自の定義をしているのと同様に、何

が真の赦しであるかについても独自の定義をしている。

 私たちの見ている世界は、自らの内なる判断基準を映し

出しているにすぎない。すなわち、心の中にある支配的な

想念や願望や感情の反映である。「投影が知覚を作り出す」

(テキスト第二十一章・序・1)のである。私たちは最初

に自分の内を見て、どのような世界を見たいのかを決め、そ

れからその世界を外に投影し、自分が見ているままにそれ

を真理とする。私たちは自分に見えているものが何である

かという自分の解釈によって、それを真実にする。もしも、

怒り、攻撃衝動、何らかの形で表われる愛の欠如といった

自分の間違いを正当化するために知覚を用いているなら、

私たちは邪悪さ、破壊、悪意、羨望、絶望の世界を見るこ

とだろう。こうしたすべてを赦すことを、私たちは学ばな

ければならない。それは、私たちが「善良」で「情け深

い」からではなく、私たちに見えているものが真実ではな

いからである。私たちは歪んだ防衛により世界を歪曲して

しまったので、本来はそこに存在しないものを見ている。

知覚上の誤りを認識することを学ぶとき、私たちはまた、

そうした誤りを超えたところを見ること、すなわち、「赦

すこと」を学ぶ。同様に私たちは自分自身をも赦し、歪曲

された自己概念を超えて、が私たちの内に、私たちとし

て創造した自己を見る。

 

     by 奇跡講座 上巻 まえがきより P.05〜P.06